運気をもたらす神秘の形 ラッキーアイテム
パワーグッズの筆頭に挙げられるのが、やはり神社やお寺のお守り・破魔矢・お札でしょうか。
ほかにも昔からメジャーなものとしては、だるまや招き猫・七福神の置物・お財布の中に入れておくカエルや亀の飾りなど、さまざまな物があります。
また、十字架・勾玉・五芒星や六芒星・月や太陽をモチーフにしたアクセサリーなどもメジャーかと思います。
少しマニアックになると、アメリカインディアンのドリームキャッチャー・エジプトのホルスの眼・中近東のメドゥサの眼など、挙げればキリがないほどです。
これらのそれぞれの形状には深い意味があります。
こちらのページは、形に秘められたパワーについて簡単に説明しています。
太陽と月
どちらも宇宙の神秘的なパワーを感じさせる形状ですが、太陽は神=絶対的・普遍的な力を象徴し、月は母性的な愛情を象徴すると言われています。
太陽は魔除けとして、月は心身のバランスをとるためのシンボルとされてきました。
また、どちらも顔が付いているとよりパワーが高まるとされています。
五芒星(ペンタグラム)
陰陽道ではセーマンと呼ばれ、西洋では五大
〔風・火・水・土+エーテル(=宇宙を構成するという概念)〕、東洋では五行(木・火・土・金・水)を象徴するとされます。
護符としては、より強大なパワーを得るためのシンボルとして、利用されてきました。
また、空中にペンタグラムを描くことで、他の生き物を支配することができるなどとした、魔術の儀式などでも使われてきた、神秘性の高い形状です。
アクセサリーでは、人望を集めることができる、と言われています。
六芒星(ヘキサグラム)
ユダヤ教のシンボルとされ、「ダビデの星」と呼ばれます。
宇宙を表現した、魔除けの護符とされてきたようです。
日本では、かごめ(籠目)と言い、その文様に魔除けの効果があると伝えられてきました。
籠目の一つを籠目紋と称し、家紋などにも使われ来た歴史があるようです。
アクセサリーの場合、人間関係を円滑にするパワーがあるとされています。
三角形
単純な形に思えますが、三角形は創造の基本、出発点とされています。
ピラミッドも三角形4面が一つに合わさり、また、末に広がる形状から、エネルギーを取り込む力を持つと言われてきました。
あらゆる物事の誕生という意味合いから、開運、新しい展開、発展などのパワーを持つと言われています。
スカラベ
古代エジプトの有名な護符で、ふんころがしをシンボル化しています。
フンは丸いので、太陽を表すものとして考えられたようです。
再生・永遠などを意味すると言われ、アクセサリーとしても人気を博してきました。
ホルスの眼
エジプト神話に登場するオシリス神の継承者がホルスです。
神話では継承を争い、その過程で両目を失うも女神ハトホルによって、元通りにしてもらうという、エピソードがあることから、再生や復活、癒し、生命や守護のエネルギーの象徴と、されてきたようです。
左目は「ウジャトの眼」、右目は「ラーの眼」と区別されています。
勾玉
日本独特の形で縄文時代から見られ、形の起源は獣の牙を模した
という説や、胎児の形を表現したものなどと考えられたりしています。
古代より伝わる三種の神器の一つに八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)があり、その神秘性をうかがうことができます。
現代においては、魔を跳ね返すと言われ、お守り兼アクセサリーとして多く利用されています。
亀
カメは、古代中国では宇宙の縮図として、アフリカでも自然を象徴するものとされてきました。
日本を含め、各国で神話や民話にも登場するほど人気が高く、財運と長寿のシンボルとして親しまれています。
カエル
カエルは昔から神聖視されることが多く、神の使者として、儀式などに用いられることが多かったようです。
日本では、お金などが無事帰るとして親しまれていますが、世界のあらゆる国でも、幸運をもたらすとして愛されています。
一般的に財運・豊穣をもたらすシンボルとされています。
象
こちらも神聖な動物として説話などに登場することも多く、白象は、普賢菩薩の乗り物としても知られています。
また、ヒンズー教のガネーシャ神はゾウの頭を持ちます。
ゾウは開運、学術や仕事の成功などをもたらすシンボルとされています。
猫
ネコは、エジプトやペルーなど世界各地で神の使いや、精霊などとして神格化されてきました。
また、ヨーロッパでは魔女の化身と信じられたりしていたようです。
日本では招き猫が有名ですが、右手を挙げているものはお金を呼び、左手を挙げているものは人を呼ぶと言われています。
ネコの生態を意味してか、食べることには事欠かない、自由奔放なシンボルとして愛されています。
蛇(ヘビ)
ヘビは吉兆とされ神聖視される場合と、ゾロアスター教などのように悪の象徴とされる場合があったようです。
古代ヨーロッパでは、宗教的なシンボルとして多く登場しています。
日本でも、自然の神として信仰されることも多く、白蛇は弁財天の使いともされています。
豊穣、幸運をもたらすシンボルとされることが多いようです。
カドゥケウスの杖
杖に2匹の蛇が巻き付いている形状で、(その上に翼が描かれることもあります)ギリシャ神話のヘルメスの持つ杖とされます。
神秘学にも多く利用されてきたシンボルで、錬金術に於いては、賢者の石生成の寓意として描かれたりしていました。
ヘルメスは商業や旅を守る神ということもあり、今でも富を象徴するシンボルとして利用されています。
※1匹の蛇が巻き付く杖-アスクレーピオスの杖は、医療のシンボルとしてWHOなど医療機関に用いられています。
フクロウ
フクロウは古代ローマや古代中国では不吉な鳥と捉えられていたようですが、古代ギリシャではアテネ女神の鳥として、知恵や芸術のシンボルとされてきたようです。
アメリカ・インディアンはフクロウを、危険を予知する予言者としたことなども手伝ってか、現在フクロウは、学問成就や知恵を授けるといった象徴とされています。
ドリームキャッチャー
クモの巣に見立てた、糸で編んだ輪に羽根の飾りが三つ、下げられている、北アメリカ発祥の装飾品です。
クモの巣が魔の侵入を防ぎ、また、寝室に飾れば、悪夢から解放してくれると言われています。
馬蹄(ホースシュー)
馬のひづめを模したお守りで、幸運をもたらす、魔除けのシンボルとされています。
ヨーロッパでは、扉に飾る風習があり、U字を上に向けるのと、下に向ける場合の意味には、地域によって違いがあるようです。